1人が本棚に入れています
本棚に追加
「まさか、じ、時間が止まってるのか?」
テレビなどでは、たまに見かける時間の静止した世界に、まさか自分が遭遇するなど、誰も夢にも思わないだろう。
咲也は自分の精神がとうとう異常をきたしたのだと思った。
『おーい。咲也ー。
君はおかしくないよ。
本当に時間が止まってるのさ』
突然、頭の中で声が聞こえた。
(ああ。オレはもうダメだ。
幻覚や幻聴が・・・
いよいよオレも死ぬのか・・・
待たせたね、弥生・・・
やっとそっちに行けるよ)
最初のコメントを投稿しよう!