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(ヤバいな。
ジョーカーの話だと色々と妨害される可能性があるし、そろそろ会社を出ないと・・・)
咲也は意を決して、坂に話しかけた。
「すみません、坂さん。
僕、今からどうしても行かなければならない所があるんです。
続きは用事が終わってから会社に戻ってきてやります。
少しだけ時間をもらっていいですか?」
坂は驚いて咲也を見た。
「お前にしては珍しいな。
いつも仕事優先なのに・・・
いいよ。
お前がそう言うなら、余程大事な用事なんだろう。
さっさと行ってこい。
今日はもう戻らなくていいぞ」
咲也は一切事情を聞かず、送り出してくれた坂に、礼を言って会社を後にした。
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