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｢どこか痛いの？
どうして泣いてるの？
困ったなぁ｣
男の子はぐずりながら、なんとか話しだした。
｢ママがいなくなったんだ。
さっきから、探してるの・・・｣
(ああ、迷子か。
これは本当に困った。
このままにして行けないど、この子の親を探す時間もないぞ)
｢後は交番か・・・
どこにあるか知らないしなぁ｣
｢ナオーー！！｣
困り果てていると、反対側の歩道から、女性が叫ぶ声が聞こえてきた。
｢あ、ママ！！｣
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