別たれた世界線

トラブル２

良かった。
どうやらこの子の母親のようだ。

｢ママー！｣

男の子は母親に向かって走り出した。

｢あ！｣

危ないと思い男の子を追いかけようとしたら

『駄目だ！行くな！』

ジョーカーが怒鳴った。

驚いて止まってしまったが、反射的に道路を見ると、バイクがこちらに向かってきている。