美しい神様2

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『アヤメ、止めないでくれ』 『やめてください!』 アヤメは再び雪也に向かっていく桜を止めた。 『アヤメ、どくんだ』 『蓮さんが見たら悲しみます、やめてください』 アヤメは桜に抱きつきながら言った。 『アヤメ…わかったから…』 『……』 アヤメは桜から離れた。 桜は剣をしまい雪也に『蓮を悲しませないでくれ』と言って桜はアヤメと共に森を離れていった。 ー桜の部屋ー 蓮は棚に置いてある神の本を手に取りベットに座って読んでいた。 『主の心が弱いと新人の神達はついていかない、その通りだよな…俺は心が弱いもんなぁ…』 蓮は本を読みながら言った。 それから暫くしてドアが開き傷だらけの桜が入ってきた。 本を読んでいた蓮はベットに本を置き桜に近づいた。 『その傷、どうしたんだ』 蓮は手で桜の頬に触れた。 桜は心配をかけまいと『新人の神達の特訓で傷を負ったんだ、たいしたことはない』と嘘をつき隣の部屋に行った。 そして桜は衣服を脱ぎ全裸になると傷の手当てを始めた。 『……』 『桜、大丈夫…』 部屋に入り桜の傷だらけの身体を見た蓮は驚いた。 桜は慌てて衣服に着替えた。 蓮は桜に近づき『特訓で出来た傷じゃないよな、何かあったんじゃないのか』と言った。 『……』 桜は無言のままうつ向いた。 『先に傷の手当てをしないとな、服を脱いで』 『……』 桜は衣服を脱ぎ全裸になった。 蓮は傷の手当てをしながら『雪也さんと戦ったんじゃないのか』と桜に問いかけた。 『雪也が蓮の言うことを聞かないから…』 『俺が悲しむと思わないのか』 『蓮…』 『傷ついた身体を見て、俺は…』 蓮は桜の背中に抱きつき泣いた。 『ゴメン、心配かけてゴメン』 桜は振り返り蓮を抱き締めた。 その時、桜は蓮の異変に築いた。 『蓮、嫌なことを忘れさせてやる』 桜と蓮はベットで抱き合い愛し合った。 『桜…』 『蓮、今は俺を見ろ』 『桜…あぁ…』 蓮は桜の愛撫に乱れ喘ぎ声を出した。 それから暫くして蓮はぐったりとなり桜の側で眠りについた。 『目が覚めるまでゆっくり休め』 桜はベットからおり白の巫女服に着替えると部屋を出て行った。 『桜さん』 『……』 桜は駆け寄ってきた新人の神に目を向けた。
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