美しい神様2

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『蓮さん』 『……』 駆け寄ってくる義巳を見つめると蓮はベンチから立ち上がった。 『遅くなってすみません』 『忙しいのに呼び出してすみません』 蓮はベンチに座った。 義巳も蓮のとなりに座った。 『話って何でしょうか?』 『告白の返事をしようと思って義巳さんを呼び出しました』 『……』 『返事をする前に1つ聞いてもいいですか?』 『はい』 『蓮実は知ってるんですか?あなたが俺に告白をしたことを』 『蓮実とは蓮さんに告白をしたときに別れを告げました』 義巳は前方を見ている蓮の手に触れると蓮を自分の方に向かせた。 『……』 『返事を聞かせてください』 『普通の人間じゃない俺でいいのなら、俺はあなたの告白を受け入れます』 蓮は頬を赤らめながら義巳を見つめた。 両思いになった義巳は嬉しくなり蓮を抱き締めた。 『義巳さん、人が見てます』 『関係ありません』 『……』 行き交う人達に見られながら蓮は義巳に抱き締められた。 『今から俺の家に来ませんか?』 『いいんですか?』 義巳は蓮の顔を見つめた。 『…恋人になったんだから…』 蓮は照れながら言った。 『そうですね、行きます』 『……』 蓮と義巳はベンチから立ち上がり歩き始めた。 そして義巳は公園を出たと同時に蓮の手を握り蓮の家に向かった。 ー蓮と桜の家ー 蓮は鍵を開けドアを開くと中に入り義巳も入りドアを閉めた。 『蓮さん』 義巳は蓮の肩を掴み振り向かせると唇を重ねた。 『んん…』 互いの唇が離れると蓮は火照った顔で義巳を見つめた。 義巳は蓮の服を掴み脱がそうとしたその時、蓮が『寝室で…』と言って義巳を寝室に連れていった。 『……』 蓮は義巳に背を向け衣服をすべて脱ぎ全裸になった。 義巳は蓮の肩を掴み振り向かせた。 『義巳さんも全裸になってください』 蓮は義巳から離れベットに近づくとベットにあがり座った。 義巳は衣服をすべて脱ぎ全裸になるとベットに近づきベットにあがると蓮の身体を仰向けのまま倒した。 『交わってもいいんですよね』 『…はい…』 『蓮さん、好きです』 蓮の唇にキスをすると義巳は肌に触れながら蓮のお尻の穴に指を入れた。
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