美しい神様2

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『急にどうしたんだ』 『約束してくれないか』 『何を?』 『もう2度と俺の側からいなくならないと』 『もう戦いは起こらないだろ、だから俺はお前の側からいなくならないよ』 『本当か』 『……』 蓮は振り返り桜の唇に唇を重ねた。 『誰もいない部屋に行かないか』 『あそこの小屋に行かないか』 『小屋なんてあったか』 『あそこ…』 蓮は庭から少し離れた場所にある小屋を指さした。 『行ってみようか』 『……』 蓮がベンチから立ち上がったその時、雷光が現れた。 『小屋の鍵だ』 雷光は鍵を桜に差し出した。 『聞いてたのか…』 桜は鍵を受け取った。 『ごゆっくり』 雷光は笑みを浮かべながらその場を離れていった。 『行こうか』 『うん』 蓮と桜は庭を離れ小屋に向かった。 ー小屋ー 桜は鍵で小屋のドアを開けドアを開いた。 『先にどうぞ』 『……』 先に蓮が中に入ると続けて桜が入りドアを閉め鍵をかけた。 そして蓮と桜は靴をぬぎ口づけを交わした。 その後、蓮と桜は巫女服をぬぎ全裸になると口づけを交わしながらゆっくりと身体を床に倒した。 『我慢できないんだいいだろ』 『……』 蓮は火照った顔で頷き股を開いた。 桜は大事な部分を蓮のお尻の穴に入れ腰を揺らした。 『ああ…』 『蓮、もうダメだ』 『俺も…ダメ…』 蓮と桜は愛撫に気持ちよくなりぐったりとなった。 桜は側で寝ている蓮の頭を優しく撫でた。 『うう…ん…』 蓮は眠ったまま身体を動かし桜に背を向けた。 桜は全裸のまま立ち上がり巫女服を着始めた。 『……』 桜は小屋を出て目の前の雷光に驚いた。 『どうしたんだ』 『お前に話があってな』 『俺に?』 『蓮さんは中か』 『寝てる』 『そうか』 雷光は桜を小屋から少し離れた場所に連れていった。 『話があるって何だ』 『皆と話をして決めたんだが、お前達、東京の家に帰れ』 『何だよ急に』 『お前達がいなくても白の神の家は雪也達がいるから大丈夫だ…それに戦いは起こらないだろうし…』 『俺達が東京に帰ってもいいと賛成してるのか…』 『あぁ、向日葵と紅葉と雪也、そして他の神達、皆、賛成してる』 『そうか…』 『蓮さんに言っといてくれ』 雷光は桜に背を向け歩いていった。
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