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ジジ、ジ・・・
ノイズがはしる。
ZERO「またノイズか?」
ジジジ、ジジ・・・
ノイズが強くなり、再び歪みが生じた。
迅浪「この歪みは、さっきエリアから出る時に入った歪みか」
???「・・・入りなさい」
鈴「誰?」
突然、謎の声が聞こえてくる。
???「私は、その先で待っています・・・」
謎の声は、歪みの中から聞こえてきているようだ。
迅浪「ど、どうするよ?」
ZERO「・・・入ろう。待っていたところで、ここから出られるとは思えない」
鈴「大丈夫、かな?」
迅浪「行ってみりゃあ分かるってことか。よしっ!入るぜ!」
ZERO「あぁ」
鈴「う、うん・・・」
三人は、再び歪みの中に消えた。
X写されし 禁断の 聖域
ロストグラウンド
グリーマ・レーヴ大聖堂
ZERO「ここは・・・?」
迅浪「大聖堂じゃねぇか!?」
鈴「でも、X(イクス)サーバーになってたよね?」
ZERO「しかも、『隠されし』ではなく『写されし』だった」
迅浪「どうなってんだ?」
ZERO「私に聞くな。色々とありすぎて、頭の中がいっぱいいっぱいだ」
鈴「僕なんて、頭がパンクしちゃいそうだよ・・・」
迅浪「とにかく、大聖堂の中に行ってみようぜ。何か分かるかもしれねぇし」
ZERO「そうだな」
鈴「はぁ~い・・・」
大聖堂へと歩き始める三人。
しかし大聖堂の扉の前には、大きな何かが置かれている。
ZERO「待て。扉の前に何かあるみたいだ」
迅浪「なんだありゃ?」
鈴「岩?」
大聖堂の扉の前には、とても大きな岩が置かれていた。
まるで、大聖堂の扉を塞ぐかのように。
ZERO「これでは進めない!」
迅浪「はっ!あんな岩、ブチ壊しゃあいいだけの話しだ!」
迅浪は大剣を構える。
迅浪「いっくぜぇぇぇ!!!」
大剣を構えた迅浪は、巨大な岩に向かって走りだす。
迅浪「砕けろ!伏虎跳撃!!!」
迅浪が発動したアーツによって、岩は粉ごなに砕け散った。
ZERO「相変わらず派手なヤツだ」
鈴「迅浪かっこいい!」
迅浪「へっ、こんなの朝飯前だっての!」
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