奪われた力

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△悠久の古都 マク・アヌ 鈴「遅いなぁ~」 ZERO「まったくアイツは!」 マク・アヌのカオスゲートの前で迅浪を待つ鈴とZERO。 カナードに所属してからは、よくこの三人でパーティーを組んでいるようだ。 そして、お馴染の迅浪の遅刻。 鈴「あ、やっと来た~」 ZERO「今日は十五分の遅刻だ」 迅浪「悪~い悪い。また寝坊しちまったよ(汗)」 鈴「今日は早く来るって約束したよねぇ?僕、待ちくたびれちゃったよ!」 ZERO「これは、迅浪が謝るべきだな」 迅浪「悪かった!アイテム買ってやるから、機嫌直せよ」 鈴「ぷんっ!」 迅浪「お~い、マジで悪かったって」 鈴「・・・な~んてね。いいよ、今日は許してあげる」 迅浪「マジ!?」 鈴「うん。でも、次は僕許さないからね!」 迅浪「すんません・・・」 ZERO「さて、今日は鈴に付き合う約束だったな」 鈴「うん!綺麗なエリア見付けたんだぁ♪みんなで行こうよ!」 迅浪「景色~?んなことよりさ、バトルがしたいんだけどよ」 鈴「またそうゆうことばっかり言って!僕ね、そうゆう人嫌いだよ!」 ZERO「たまには、ゆっくりと景色を見るのも良いじゃないか?」 迅浪「なんか、俺だけ悪者みたいだな(汗)分かった、行けばいいんだろ」 鈴「うん!」 ZERO「では、ワードを入力してくれ」 鈴「え~っと~」 迅浪「早くしろよ~。さっさと行こう・・・ん?」 ザザッ・・・ 突然ノイズがはしる。 迅浪「何だ?」 ZERO「どうした?」 迅浪「今ノイズが・・・」 ZERO「ノイズ?何のことだ?」 迅浪「いや・・・なんでもない」 ZERO「?」 迅浪「(さっきのノイズ、一体なんなんだ?バクか?いや、違う。なんか、ヤバイことになりそうな気がするな・・・)」 ザザザッ・・・ 再びノイズ。 迅浪「またか!」 ZERO「どうしたんだ?」 迅浪「ノイズがはしっただろ?」 ZERO「またそれか。ノイズなんて知らないぞ」 迅浪「そんな馬鹿な!」 ZERO「嘘だと思うなら鈴に聞くがいい」 迅浪「(俺だけしか気が付いてないのか?何故・・・)」
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