奪われた力

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鈴「できた!」 ZERO「△青ざめる 初陣の 理想郷 か」 鈴「このエリアはね、凄く夕日が綺麗なんだよ♪」 ZERO「ほぅ。それは楽しみだな」 迅浪「・・・」 鈴「迅浪?どうしたの?」 迅浪「・・・え?あ、悪い聞いてなかった」 ZERO「どうしたんだ?さっきから変だぞ?」 迅浪「いや、何でもねぇ。は、早くエリア行こうぜ」 鈴「そうだね!よ~し、エリアに向けてレッツゴー!」 迅浪「・・・」 先程のノイズに違和感を抱きつつも、エリアに転送されていく迅浪達。 しかし、ここで異変が起こる。 鈴「わ、何これ!?」 いつもなら、転送される時は青い光が周りを包む。 しかし今、迅浪達を包んでいる光は赤い光。 迅浪「一体何だってんだ!?」 迅浪達は転送されて行く。 鈴「う、うわぁぁぁ・・・」 転送先 X(イクスサーバー) 隠されし 禁断の 闇少女 迅浪「(Xサーバー?)」 ZERO「(一体何処に・・・)」 三人を包んでいた赤い光が消え、三人は目を開ける。 鈴「ここ・・・何処?」 目の前に広がっていたのは、今まで見た事がない光景だった。 空は紫に染まり、下は赤い海。 それ以外は何も無い。 迅浪「これが綺麗なエリアか?」 鈴「ち、違うよ!迅浪も見たでしょ?Xサーバーって」 迅浪「あぁ。でも、Xサーバーって何だ?」 ZERO「分からない。だが、ここは普通のエリアではない。恐らくロストグラウンドだろう」 鈴「ロストグラウンド?」 迅浪「この前教えたろ?普通のエリアとは違う異質なエリア。それがロストグラウンドだ」 鈴「じ、冗談だもん!ちゃんと覚えてるよ!」 迅浪「本当かぁ~?」 鈴「ホントだもん!」 ZERO「オイ、じゃれてる場合じゃないぞ。何か変だと思わないか?」 迅浪「変って?」 ZERO「何かが無い」 鈴「・・・あ!プラットホームが無い!」 ZERO「・・・あぁ」 迅浪「なに!?んじゃ、俺達どうやって帰んだよ!」 ZERO「とにかく、エリア内を探すしかない・・・」 迅浪「探すってお前、何にも無いだろ?」 ZERO「ここでじっとしているよりはマシだ」 迅浪「でもよ・・・」 ジジッ・・・ またノイズがはしる。 鈴「ノイズ?」 今度のノイズは、迅浪以外も気が付いたようだ。 迅浪「またか・・・」 ZERO「また?」 迅浪「さっきマク・アヌでも、同じようなノイズがはしったんだ」
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