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高校を辞めてからの凌は今まで以上に暴れた。
女に酒…気が付けば薬物にまで手を出していた。
嫌な事も悩み事も何もかも忘れさせてくれる薬物。
フワフワと空を飛ぶような心地よさ。
【世界の全てが自分の為にある】と言う感覚に捕らわれ、今なら何でも出来る様な気さえする。
凌の体内に薬が入り込むと血液によって体中を駆け巡った。
脳が支配されると感情を抑える事が出来なくなるのだ。
だが凌にとって、その感覚が気持ち良くてならない。
しかし体内から薬が抜けると襲ってくる孤独感。
気分が悪くなり体中全ての細胞が薬を欲しがるのだ。
そしてまた繰り返す薬物中毒。
凌は薬漬けになっていた。
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