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しかし…凌はどっちだ?
そう考えながら2人の男を眺めていた。
私は運転席側の窓を開け顔を出す。
そんな私に話しかけてきたのは背の高い男だった。
「1人?」
ニコッと笑ったその男は紛れもなく凌。
聞き慣れた凌の声…
「あ…取り合えず1人で来たんだ。2人で遊ぶのか皆でなのか分からなくて…でも、もしかしたらって事で友達には声かけてあるから今から電話するね。」
息継ぎも忘れて私は言った。
反則だよ…想像と全然違う。
でも…素直に嬉しかった。
凌の方が私のタイプだったから…
だから緊張した。
私は急いで鞄から携帯を取り出し唯に電話をかける。
プルルル…
「はぁ~い?」
少し寝ぼけ気味な唯の声。
「唯?今から集合!」
「って事は誰か連れてきたんだね?OK!今から準備するね!」
そう言うと唯は電話を切った。
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