11人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
付き合ってから1週間―…
毎日、飽きもせず私達は会っては色々な場所へと出かけたり電話で話したりっと幸せな日々を送っていた。
メールは冷たく感じる上に凌からも【メールは苦手だ】と言われ、あまりしなくなっている。
それでも幸せで…夢でも見ているのではないかっと思うぐらい私の生活は充実していた。
だが人間っと言う生き物は更に幸せを求める。
その欲望に私は悩んでいた。
そう…凌はいつまでたっても私を求めて来なかったのだ。
Hをすればラブラブとか、しなければ冷めてるとか…
違う事は分かっている。
だけど…好きな人と1つになりたいっと願う気持ちはみんな一緒でしょ?
私だって皆と一緒。
凌を求めている。
だが、そんな私の気持ちを知ってか知らずか凌は言っていた。
「俺…Hすると冷めちゃうんだよね。どんなに好きだと思っててもダメでさ…絵美の事、冷めたくないから今はやらない。」
今思えば最低な男が言う台詞。
だけど私は幸せだったんだ。
【大切】にされているって思ったから…
最初のコメントを投稿しよう!