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凌の告白はいつも突然で私を驚かせる。
気付けば私の目からは涙が流れていた。
「おまっ!何、泣いてんだよ」
「だって…」
「だってじゃないだろ…お前はすぐ泣く。」
そう言いながらも凌は私をギュッと抱き寄せた。
「で?答えは?」
私の耳元で凌は囁く。
「ん~…もう、別れるなんて言わない?」
「あぁ。言わない。」
「ずっと一緒にいてくれる?」
「あぁ。ずっと傍にいる」
「本当に?」
「約束する」
そして月明かりに照らされながらも交わす口付け。
…ずっと傍にいてね。
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