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アパートに戻ってきたのは地元を離れてから2時間後…
PM6:30
ちょっとスーパーに長居しすぎた
そう思いながらも買い込んだ食材を冷蔵庫にしまう。
朝、干した洗濯物を取り入れ時間を見て料理を始めた。
まだ19歳の私は、すでに主婦と化してる。
それも、家事に疲れた主婦。
凌は化粧をする事を許してくれなかった。
【化粧をしてどこにいくんだ!】
【化粧をして誰と会うんだ!】
許されるのはファンデーションと眉毛のみ。
仕事も地元へ帰るときも…
私は化粧を許されない。
唯一、許されるのは凌と出掛ける時と凌の友達が来る時。
服装だって楽な物以外は着れなかった。
ジーパンにTシャツ。
19歳とは思えないぐらい老けた私
だが、それでも良かった。
凌が良いと言うのであれば周りにどう思われたって関係ない。
こんな簡単な事で信用してもらえるのであれば私は何だってする。
【恋は盲目】
改めて意味を実感する私は馬鹿なのだろうか?
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