迷いの婚約 #2

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一瞬にして空気が凍り付いた。 お母さんは驚きのあまり、口をポカーンと開けたまま固まっている。 だが、誰よりも驚いているのは私だ! 結婚? そんなの聞いていない。 持っていた箸を落としそうになり慌てて手に力を入れた。 そんな沈黙の中、一番に口を開いたのは、さっきまで固まっていたお母さんだった。
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