別れ

20/28
前へ
/35ページ
次へ
頭の中は真っ白だった。 状況が上手く掴めない。 ただ訳も分からず私は立ち尽くしていた。 そんな私に気付く凌。 最悪だ… ただ気付けば私は叫んでいた。 「凌っ!なにしてんの!?」 ズカズカと凌の前に立ちはだかり 右手で力一杯、凌の頬を叩いた。 パチンッ―… アパート内に音がこだまする。 シーンっと静まり返った瞬間、私は凌に胸ぐらを掴まれていた。 「てめぇ~!ふざけんな!!」 今まで見たことの無いぐらい血相を変え凌は私に怒鳴った。 .
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加