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「帰れよ…」
ポツリと凌が呟く。
「あんたに言われなくたって帰るわよ!でも荷物っ!
まだ残ってるんだから、とりあえず女帰してよ!」
「…わかった」
凌に呼ばれ影から脅える様に出てきた女は、そそくさと車に乗り込み帰っていった。
お洒落に化粧や髪型を整えた女。
お洒落をする事を許されなかった私には彼女に勝つ事なんて出来ない。
誰がどうみても今の私は女を捨てている。
でも、そうさせたのは
凌…あなたでしょ?
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