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意地張って私は飛び出した。
馬鹿だった。
本当に馬鹿だった。
いつもと同じ様に凌は迎えに来てくれると思いこんでいた。
重い荷物を車に積み込み助手席にりんくを座らせ私はエンジンをかけた。
いつもならすぐにどこかへと車を走らせる私なのだが何故か今日はどこかへ行く気になれない。
指輪の事が引っ掛かる…
本当に別れてしまうのではないかっと言う不安が脳を支配する。
それにりんくを連れて家を飛び出したのは初めてだ。
もう迎えに来てくれないの?
ねぇ…凌?
今、何を考えてる?
私達…
別れたりなんてしないよね?
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