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「くぅ~ん…」
今にも消えそうな声で突然りんくが寂しそうに鳴いた。
ハッっとし顔を上げれば、相変わらず可愛い顔して首を横に傾けている。
「りんちゃん…ごめんね…
ママちゃん…またパパちゃんと喧嘩しちゃった…」
ギュッっとりんくを抱きしめ頬擦りをすればりんくは優しく頬を舐めてくれる。
りんく…
私達の勝手な都合で振り回して、ごめんね…
「りんちゃん…ありがとう…ママちゃん、パパちゃんに謝ってくるね…」
そう言いりんくを車に残したまま私はもう一度アパートへと歩きだした。
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