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真実 #2
散々泣いて放心状態のまま私は風呂から出ると洗面台に映る傷だらけの自分の姿があまりにも惨めで私はﾌﾌｯと不気味に微笑んだ。
タオルを体に巻き付け部屋へと戻れば持ち帰った服や使ったままの化粧品が乱雑に部屋を埋め尽くしている。
数時間前までは、またこの荷物をまとめてアパートへ戻るものだと思っていたのに…
汚い部屋の片隅に置かれたケージの中でりんくだけが気持ち良さそうに眠っていた。
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