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それから3日後―…
私は真理に連れられ一軒の店の前にいる。
【ピンキー】
とデカデカ書かれた看板。
そう今日からココが私の働く場所
「まじありがとね!絵美が働いてくれて本当に助かった!彼氏には言った?」
「一応ね…」
昨日、崇公にキャバクラをやる事を伝えたのだが…
やっぱり許してくれる訳がなく…
半ば強引に
「私がキャバクラをやりたいって言ってるんだよ!崇公に何の迷惑がかかるって言うのよ!」
と逆ぎれ…
凌と付き合う前の私に戻ってしまっている。
男に尽くす事など知らなかった昔に…
「大丈夫なの?」
心配そうに真理は私の顔を覗き込んだ。
「大丈夫!大丈夫!さっ中に入ろっ!」
軽く笑顔を作り私は真理の背中を押して店の中へと入っていった。
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