14人が本棚に入れています
本棚に追加
何もかもやり直す―…
そう決めた矢先。
偶然か必然か…
凌から連絡がきた。
いつも通り楽しく会話をしていたつもりだが心の中は違った。
悩みや不安、沢山の事を抱え込んでいる。
凌に悟られないよう私は笑っていたのだが…
「なんか、お前…変だぞ?どうした?」
凌には隠せない様で…
「いや…ちょっとね」
「言えよ!なんだ?彼氏か?」
「まぁ~…それもある…」
「悩み事なら俺が聞いてやるって言っただろ?なんなら今から行ってやろうか?お前、今ツラいんだろ?」
何で凌は私に優しくするの?
崇公と付き合ってから連絡は取るものの凌とは会っていなかった。
会ってしまったら私の気持ちが揺らぐ…
そう思っていたから…
だが今は揺らぐ所かハッキリと凌への気持ちが決まっている。
「…来てほしいかも」
そう呟けば
「分かった!今から行くから待ってろよ!」
と電話を切った。
最初のコメントを投稿しよう!