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それから3日後―…
私は崇公に別れを告げた。
「ごめん。好きな人が出来た」
そう言うと崇公の顔が次第に怒りに満ちていく。
「俺と別れてそいつと付き合う気なんだろ!?」
付き合えるならね…
「そんな事ないけど…」
「俺は絶対に別れないから!
他の男のとこになんか行かせるかよ!」
めんどくさぁ~!
「でも私その人と浮気したし!」
偽善者ぶって言うつもりなかったのにな…
「それなら、なおさら別れないからな!」
なんでよ?
あんた私に裏切られたんだよ?
って私も人の事、言えないか…
それから散々、話し合い―…
別れ話を始めてから6時間後―…
やっとの思いで私は解放された。
崇公も諦めて帰って行く。
崇公の車を見送りながら
【ごめんなさい】
と誰にも聞こえぬ声で私は呟いた
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