事故 #2

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  「と…突然ごめんね」 そう私が言えば 「いや…俺も電話しようか悩んでたから…」 と凌は言う。 「えっ?何か用だった?」 「いや…昨日の夜中にお前の夢見てな…お前が事故した夢で、りんくがめっちゃ俺に向かって吠えてきやがって! おかげで飛び起きた!(笑) お前に何かあったのかと思って電話しようと思ったけど…今更だし…って思ってな!でも何ともないみたいだし良かったわ!」 こんな事ってあるんだ… 「何時位に飛び起きたの?」 「12時半ぐらいかな?てか、何で?」 12時半…ちょうど事故を起こした時間。 「えっと…すごく言いにくいんだけど…」 「何?」 「事故しました…」 凌はその言葉を聞き少しの間、固まっていた。
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