運命 #2

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フッと何気なく若教師に視線を向ける… この人も教師なのかなぁ… 無造作に立てられた黒髪に綺麗な顔立ち…パッチリな二重。 それにこんがりと焼けた肌。 そんな彼はあどけなさ残る笑顔で笑っている。 モテそうだなぁ… なんて思いながらも私は少しの間 見詰めてしまった。 そんな私に気が付いた若教師。 私に視線を向けニコッっと笑った。 その笑顔が本当に格好良くて… 恥ずかしい… そう思った私はサッと目を逸らしてしまった。 うわぁ~! 今の明らかに不自然だったよな… そうは思った物の 今更、視線を戻すわけにはいかず私はそのまま隣りにいた60代の教師に話し掛ける事にした。
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