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「本当に?」
「はい!」
「なら…」
とスーツの内側に入れていた携帯を取り出した。
その姿を見て私も携帯を取りに荷物置場へと行き席へと戻る。
「俺から送るからアドレス教えて!」
そう言われ私はアドレスを伝えた
若教師はカチカチと携帯をいじり
数分後―…
私の携帯は彼からの受信を知らせる。
【ナオ 090XXXXXXX】
「ナオさん?」
携帯を開きながら私は尋ねる。
「直幸(なおゆき)です!よろしくね!」
「ナオ君ね!よろしく」
そんな私達を見守るママと中村先生。
番号を知れただけでも幸せだったのだが…
酔っ払いの中村先生は更に口を開く。
「じゃ~せっかくだし今週の日曜日はデートしろっ!」
と何故か命令系。
今週の日曜日…明後日か…
頭の中で予定を確認。
たしかその日はキャバクラ時代の友達とバーベキューの約束があったはず…
でも…朝からだから夕方には帰れるか…
「私は夕方からなら空いてますよ!」
「まじ!?俺も朝は部活があるから、どっちみち夕方になるし!じゃ日曜日に遊ぼう!」
中村先生の一言のおかげで私達は明後日に会う約束をした。
それから30分後―…
7人の教師は帰りの支度をしだすお会計を済ませゾロゾロと店を出て行く中、直幸が私に話し掛けてきた。
「何時に終わるの?」
「11時半までですよ!」
時刻はPM11:00
「なら後少しだね!頑張って!また連絡するよ!」
「はい!」
「絶対、連絡してね!」
そう言い残し直幸は帰って行った
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