よかったね!

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「卒業したね……私達」 卒業までが、長かったがな。 「あぁ、そうだな」 「まぁ、無事に卒業出来て良かったね。危うく留年するところ無事に、私と同じ大学も決まったし、もう心配事はないね!」 「うっせー!お前は、いちいち余計なんだよ!」 「じゃあ、お母さん達が待ってるから帰るね」 帰ろうとするあいつの腕を、掴んで言った。 「実は、前から言いたかったんだが……ずっと、前からお前が好きだった。俺と付き合ってくれ!」 「……」 「いつも、お前には酷いこと言ってごめんな。でも、俺、本気だから。俺とーーって、どうして泣いてんだ!?嫌なのか?俺と付き合えねぇってことか?」 「ち、違くて!……ずっと、待ってた。その言葉を。私も、好き!こんな、私でも付き合ってくれますか?」 「おう!あったりまえだろ!」 涙を流しながら笑うあいつに、少し綺麗と思ったのは秘密だ。
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