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「じゃあ、まずは動物園あたりでどうだ?」
「うん!そこでいいよ!」
とりあえず、次に向かう場所は動物園に決まった
「それじゃあ明後日の木曜日で!」
茉莉はにこやかにそう言う
「わかった」
「約束だよ!」
「大丈夫わかってるって」
俺は少しあきれ気味に言う
しかし口角が上がるのが抑えることが出来ない
俺も事実、茉莉と出かけることを楽しみにしているのだ
「それじゃあ、あさってね!」
「あぁ、明後日な」
そうして俺たちは互いの家へと帰った
部屋に戻り、俺はベッドにダイブする
「くぅぉぉおおおお!!!!」
まくらに顔をうずめ叫ぶ
「裕之!何を大きな声出してるの!」
母さんに聞こえていたようだ…
「ごめん!なんでもないよ!」
俺に…
俺に彼女が出来たんだ…
「俺に彼女かぁ…」
ふいに告白した時の事を思い出した
「お、俺はあんなところでキ、キスをしたのか……」
思い出すと顔から火が出るのではないかというほど熱くなる
「ふぅ…」
恥ずかしいのもあるが、今は明後日が楽しみでしようがない
明後日は夏祭りと違いカップルとして行くのだ
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