夏祭り…

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茉莉は幼馴染目線で見いても容姿は整っているしとてもかわいらしい そんな女の子と一緒に歩けて嫌な男がいるだろうか いたとしたらそいつはゲイだ だけども嬉しいなどとは本人に言えるわけもなく 「何を言ってるんだお前は」 こうしてぶっきらぼうに答えることになるのだ そうするとこの茉莉という女の子はふてくされるわけだ 「わたあめ買ってやるから機嫌直せよ」 「ほんと!?」 こうして食べ物でつれるのも茉莉の特徴でもある ベタベタと格闘しながらわたあめを頬張る茉莉を見ていると笑ってしまう そんなとき、茉莉といるととても安心する、もっと一緒にいたい そんな事を思っている自分を自覚する 「はい裕之!」 「うわっぷ! 急にびっくりするだろ」 1人物思いにふけっていた俺に 自分が今まで食べていたわたあめを口に当ててきた 「おいしいよ一緒に食べよ」 「お、おう」 笑顔で言ってくる茉莉に心臓がはねた気がした 顔が赤くなっているのかもしれない 俺は… 「おいしい?」 俺はきっと… 「あぁ、おいしい」 茉莉の事を好きになっているのかもしれない…
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