日常

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一端空気が落ち着いた所で江傍先輩が声を掛ける 「よし、じゃあ自己紹介も終わった事だし部活始めんぞ。まずはアップからな。」 江傍先輩の指示に周りの空気が変わる 真剣な面持ちで返事をすると、俺等はアップを開始した 「集合!」 部活が終わり、江傍先輩が集合を掛ける 「「「はい!!」」」 各々で自主練していた部員達が一斉に江傍先輩の元に集まった 全員居るのを確認すると連絡事項を告げていく だがそれは2、3年に関係あることばかりで俺等1年生には関係無かった 今日は居残りで練習する事ができないらしく、先輩方全員が部室へ着替えにいった 1年はまだ仮入部なのでまだ部室は無い そのため、皆体育館で着替えをしていた 何時も通り一人でさっさと着替えて帰ろうとした俺に誰かが後ろから声をかけてきた 「小倉、もう帰るのか?良かったら俺等と一緒に帰らねーか?」 声をかけてきたのは高橋君だった その隣には多幸君が笑顔で立っている 二人は中学の頃から仲が良いのだろう なんとなくそんな感じがした .
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