日常

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「ああ、お前等がぶっとぶくらい良くしてやるよ。二人とも満足するようにな。」 それを聞いた有菜は恍惚とした表情を浮かべている それと対象的に奏はげっそりした様子でテーブルに突っ伏した 「えー、それって明日足腰立たなくなるかもってことじゃんかー 明日テキトーに遊ぼうと思ってたのに...」 そう言った奏に龍玄は妖しげな笑みを浮かべると耳元で囁いた 「残念だったな。明日は一日動けないと思っておけ。その代わり、明日は一日俺の家でゆっくりしていろ。明日は二人とも休みだったろう?」 その言葉に奏は瞳を輝かせながら嬉しそうな笑顔をこちらへ向けた 「じゃあじゃあ、明日はクロも一緒にいれるの?それにクロのご飯すっごいおいしーんだよねー!3人でゆっくりしよーよー!」 嬉しそうな奏に龍玄は笑顔で告げた 「お前それ、飯目当てだろう。それに明日は平日だ。俺は学校がある。帰りは遅くなるかもしれないが、お前等どうせ明日も泊まるだろう?」 ふっ、と鼻で笑った龍玄に奏は文句を言っているが龍玄は全く相手にせずにあしらっている 鼻で笑った割には嬉しそうな龍玄を柔らかい表情で有川は見つめていた
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