日常

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「よう!眠そうな顔してんな!夜更かしでもしてたのか?」 そう、後ろから声をかけてきたのは長谷川先輩だった 自転車に乗った長谷川先輩は龍玄の隣につくと、歩くスピードに合わせ減速した そんな長谷川先輩に龍玄はいつも通りの爽やかな笑顔を作り、頭をかいた 「ええ、昔からの知り合いが家に来ていたもので少し夜更かしをしてしまって... 部活には支障がないので大丈夫ですよ」 そう言った龍玄の様子に、長谷川先輩は問題がないと思ったのか笑いながら肩を叩いた 「まあ、お前が寝不足で体調を崩すようなことはしなさそうだしな 今日も部活頑張ろうな!」 そう言った長谷川先輩に笑顔を向けると、たわいのない会話をしながら学校へと歩いていった そんな中龍玄は、長谷川先輩が同じ方向だと知り気をつけなければならないと考えていた 夜の姿を高校の知り合いに知られるわけにはいかないため、これからはもっと気をつけて行動を起こさなければならない これからはもっと慎重に行動しよう、と龍玄は決心した。
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