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勇気さんがこう述べると、自分は顔を膨らませて、
「勇気さんは自分の記憶喪失をいいことに、
自分をからかってるでしょ」
言い返す。勇気さんは更に大きな声で笑い。
「すまない。すまない。
ツバサが昔からの友人みたいに思えてな、
ついさっき、あったばかりの記憶喪失の人に
思えなくてな」
そう述べた。怒りがどこかへ消えていった。
このやりとりを終えると、店主が自分達の
前まで歩み寄り、
「イケイケラーメンとイケ過ぎラーメンお待ち。
最高にイケてますぜ」
そう述べると、二つの ラーメンを置いて
厨房に戻った。
勇気さんは自分に箸を渡し、箸を割った。
自分も箸を割った。
「頂きます」
勇気さんは述べると自分も
「頂きます」
と述べた。それを聞くと勇気さんは
ラーメンを食べ始めた。それを見て
自分もラーメンを食べ始めた。
15分が過ぎると勇気さんはラーメンを
食べるのを終えた。自分はまだ多少残っていた。
「ツバサ、ゆっくり食べていいんだよ
俺は待っているから」
勇気さんは子供に言い聞かすような
優しい声で述べた。
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