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ほぼ無一文だったカヒムは、いつのまにかインドネシア諸島にある、個人所有の無人島の権利者になってしまいました。
トールにとっては、お金に物を言わせて買った恥ずべき土地なので今すぐ手放したかったのです。
なにより彼は今後実家でひっそり暮らしていくため、必要以上の財産は、1番いらないのでした。
カヒムの両親はトールから説明を受けました。幽霊屋敷のことも知らなかった両親は仰天するも、島のことはカヒムの好きにさせることにします。
カヒムの両親もまた、トールと同じ考えを持っていました。
さて、カヒムは自分の島を見に行くために、土地の確認のため、飛行機でトールと島へ向かいます。
飛行機とチャーターしたクルーザーで島に向かいましたが……島には屈強な体をした男達がトレーニングしていました。
カヒムとトールは男達に拘束されてしまいました。
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