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笑い姫の誕生日の当日。
王宮には国中から道化師や大道芸人、吟遊詩人が集まり、お姫様に見てもらうのを、今か今かと待ち望んでいました。
その様子を見た国の人々は、財宝や金貨を持って王宮に詰めかけ、王宮はかつて無い程の人と財宝で溢れかえっています。
笑い姫も、期待に胸を膨らませ、ついに宴が始まりました。
次々と出される出し物に、国の人々は大笑い。
大きな広場の真ん中で、芸を披露した者達には、惜しみ無い歓声と拍手、それに金貨や財宝が次々と投げ込まれました。
しかし、笑い姫だけは何か物足りない様子です。
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