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その様子を見た笑い姫は大笑い。
少年が可笑しくて仕方ない笑い姫は、広場に降りて、少年の前に行きました。
少年は、笑い姫の姿を確認すると、おずおずと言いました。
少年「み…みんな綺麗な衣装で、誰が誰だか解んないべ。あ、貴女が笑い姫だべか?」
真剣な表情で語る少年を見て、笑い姫はまたも大笑い。
笑い姫「何その変なしゃべり方!!おっもしろーい♪」
大笑いする笑い姫に釣られて、国の人々も大笑い。
広場に次々と金銀財宝が投げ込まれます。
しかし、少年だけが浮かない顔をしています。
少年「も、物を投げるのやめてくれろー!!」
そんな少年の言葉に、笑い姫はお腹を抱えて笑いました。
少年は、やがて笑いが収まってきた笑い姫に声をかけます。
少年「あ、貴方を笑わせたら、何でも願いが叶うって聞いて…お願いだ!!おいらの村に来てくんろ!!妹を助けてやって欲しいんだ!!」
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