chapter.1

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先生「あれ? お前、帰ったんじゃ無かったのか?」 生徒「あ、先生。 ちょっと思い出に浸りたくて」 先生「思い出…か。 みんな卒業しちゃったもんな」 生徒「この教室で もう皆と会えないんだって思ったら なんだか寂しくなっちゃって…グスッ」 先生「おい、泣いてるのか?」 生徒「ご、ごめんなさい…」 先生「まぁ泣きたくなるくらい 良いクラスだったって事だな」 生徒「はい…。 勉強が出来ない私にも優しく接してくれて。 それに、この教室も大好きでした」 先生「大丈夫だよ」 生徒「え?」 先生「またココへ来て良いんだ。 春休みになってもお前はココの生徒なんだから」 生徒「先生…」 生徒「その事なんですが 春休みの補講、無くしてもらえません?」 先生「留年したいならそれでも良いぞ」 生徒「…グスッ」 先生「泣くフリしても無駄だ」
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