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何がそうさせるのか、僕の心の中にあの人はどんどん領域を広げていった。そのことをあの人が望んだわけではないだろう。僕のなかで僕が勝手に、あの人の疲れた顔と、一生懸命さとを思い出す度に、あの人が僕の心の中に入って来てしまったのだ。
あんなに疲れたかに見えるなか、あんなに優しく強く必死になるあの人を。
でも、あの人はずっと年上で、僕はクラスこそ違えど生徒だ。
これ以上進んでも良いのだろうか。
自分の中でいろんな思いがめぐった。
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