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琥王の家のリビングで、
俺は椰弥を前にして座っていた。
琥王が着替えてくるので、椰弥に見張っていろと言ったのだ。
椰弥は、ペットボトルの水を俺に渡してくれた。
「琥王、かなり本気だね。こんなの、初めてみる」
椰弥が、琥王の部屋を見ては笑っていた。
「兄貴はさ、かっこつけだから、
恋人が我儘言っても黙って笑っているタイプなのにさ。
薬師神君のことになると、余裕なしだ」
俺も溜息を付いてしまった。
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