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「まあ、いいよ。元からそのつもりだし……その代わり美佳ちゃんも邪魔しないでね」
「いいですよ」
案の定、男は寧ろ楽しそうに目を細めた。
そして、また私に覆い被さる。
「こういうエッセンス的なものを加えてくれる展開は初めてだなあ」
「ほんと最低。……って、今日はもうっ」
おしまい、だってば。
私の言葉は男の口の中へと飲み込まれた。
男はキスを深めながら、私の身体の準備を着々と進める。
ああ、もう。
なし崩し。
顔もよくて、女を抱くのも上手。
仕草もスマート。
性格だけがいただけないのがほんとに惜しい。
って、そこ一番大事なんだけど。
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