1131人が本棚に入れています
本棚に追加
/18ページ
話しながらエレベーターホールに向かう。
GWも過ぎ客も減ったからか他には誰も居なかった。
「そうなんだよな、春妃が機嫌損ねちまって。しょーがねーな」
「ばっかじゃないの、デレちゃって」
ますます顔を歪めた安藤にそう言われた。
自覚はある、今どうにも頬が引き締まらない。
「間宮くんてそんなタイプだった? 我が儘言わせて嬉しそうにしちゃって情けない」
「そうか? 別に女に我が儘言われたくないなんて思ったことないけどな」
悪態つこうがエロハゲと言われようが、感情豊かにコロコロ態度が代わるのが可愛くて仕方ない。
最初のコメントを投稿しよう!