亨、安藤に惚気る

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「はい、これ」 コンビニを出て、安藤に紙袋ともうひとつビニール袋を手渡した。 春妃に渡してもらう紙袋には、あいつが見たら笑いそうなご当地もののお菓子とキャラクターのご当地キーホルダーを買い足した。 「呆れた。更にご機嫌取りに買い足したの? こっちのビニールも?」 「いや、そっちはお前の。新幹線で食えよ、どうせまた朝飯食う気ないだろ」 ビニールには、サンドイッチと缶コーヒーが入っている。 「いらないのに……」 「お前、ほっといたらまじで食わないもんな。朝飯はちゃんと食え」
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