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「ふぅ…。」
お腹を擦る俺、コウル、キンさん。
殆ど2人が食べたんだけど、アレだけあった料理を食べきったのだ。
凄い…と思わざるを得ない。
「さて、お食事も終わったようですし今晩からのお部屋ですが…」
「えと…少しお待ち頂けますか?」
エレオール先生を、シズクさんがさえぎる。
「私…この御三方にお話がありまして…少しで良いのでお時間頂けませんか?」
「分かりました…今夜はお疲れでしょうし、一郎の部屋でゆっくりお話し下さい。1時間程したらお迎えに上がります。」
「ありがとうございます。」
そう言って椅子から立ち上がるシズクさんに合わせて、俺達も立ち上がる。
「では、一郎さん…お部屋に案内して下さいまし。」
そう言うシズクさんは、もうヤバイ位エロかった。
だけど、深い意味は勿論無いのを知っているのでこくりと頷くとドアに向かう。
「皆様…これからご迷惑をお掛け致します、おやすみなさいまし。」
最後に振り向いて、そう頭を下げるシズクさん。
そして、ドアを潜りパタンと閉めると階段を降りる。
そして、食堂から遠ざかると…
「っはぁ~!つっかれたぁ~!」
?!?!
そう言って、肩を回すシズクさん。
「てか、マジ、もうホント何なの?有り得ないんですけど…」
性格変わりすぎじゃないですかね…
「ワンダーランド?ふざけた名前しやがって…あーもう!」
そう言って、我慢していたものが爆発したように頭を抱える。
俺達は、余りの変わりぶりにただただ見ている事しか出来なかった。
「ねぇ、日本でオレの貯金いくらあったか知ってる?五千万と少しあったんだよ?頑張って貯めてたのに…!!はあぁ。」
盛大な溜め息を吐きながら、ズンズンと歩いて行くシズクさん。
もはや、大金過ぎて想像がつかない…。
え?
そう言えば働いて稼いだって事だよな?
シズクさんって何歳??
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