3156人が本棚に入れています
本棚に追加
誰にも邪魔されない僕のテリトリーで、次第に制御を失っていく。
耳から胸元へ柔らかな肌を唇で辿ると、僕を迎え入れるようにしなやかな脚が開かれた。
僕の肌をぎこちなく愛撫してくる華奢な指の感触に震えが走る。
もう僕たちは完全にソファーに横たわり無防備に絡み合っていて、服こそ着ているけれど、行為は始まっているも同然だった。
膝裏を上げさせ、普段は隠されている柔らかな肌をゆっくりと味わい撫で上げる。
もう一方の手を髪に差し入れ、あらわになったうなじを舌で愛撫すると、彼女は甘い声を漏らし全身をしならせた。
もう何も考えず、このまま彼女を手に入れてしまえばいい。
でも、服を取り去ろうと手を動かしかけた僕は突然、押し退けられていた。
小さく、だけど強く。
最初のコメントを投稿しよう!