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白い肌。そしてそれよりも目を引く綺麗に割れた腹筋。首から肩へのラインは男なら誰でも目指す筋肉質さ。あまりにも滑らかだ。憧れなのか嫉妬なのか、とにかく舌を這わせると、永礼の熱い吐息が肩にかかる。
「君も脱ぎなよ」
言うが早いか、シャツの裾を捲られて、俺は両手を上げておとなしく脱がされた。胸、腹に数度口づけて、再び唇を重ねる。官能を呼び起こす深く執拗な口づけに急激に高まる体温。それはやがて一ヵ所に集まり、どうしようもなく募っていく。
「あぁっ…」
硬くなったもの同士を擦り合わされて、体が跳ねる。
腰を押しつけて揺らしてくる永礼を止めようと両脚で胴を挟めば、密着度が増して更に刺激が強くなった。
「あぁぁっ!」
ごりごりと当たる感触が良すぎて生理的な涙が零れた。荒い呼吸と唾液が混ざってぐちゃぐちゃする。
「綾瀬」
促されて腰を上げれば、下の衣服を脱がされた。片足を持ち上げられ、ソファの背に引っ掛けられる。
反り返った男の象徴と、じくじく疼く後ろの穴を晒す恥辱的な格好。あまりの恥ずかしさに顔を背け、視線だけを永礼に向ける。
永礼は大きく息を吐いた後、露になった恥部に顔を寄せた。
「――っ」
あまりの衝撃に呼吸を忘れる。
二つ球を擦り合わせて口に含み、甘噛みする。棹に舌を這わせて全体を口にくわえ、何度も出し入れする。溢れる先走りと永礼の唾液が張り詰めた俺を伝い、それを啜る卑猥な音に耳が犯される。
――もう、むり。
「ながれっ!!」
迫り来る射精感に体中が痙攣する。叫ぶ。
「…っ⁉」
ふと湿った感触が離れたかと思うと、永礼は身を離した。そのまま自室に引っ込んでいく。
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