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「瑠珂っ……!」
「うん。どうした?」
時間にしたらほんの数分なのに、久しぶりに瑠珂の目を見た気がした。瑠珂は俺の髪を梳きながら、寝惚けたようなとろんとした目で覗き込んでくる。
え、眠いの? 俺をこんなに蕩けさせていて眠いの?
「ンムっ……!」
と思ったら急に唇を塞がれた。ぐるぐる、くちゃくちゃ、ぴちゃぴちゃ、濡れた感触と音だけで瑠珂の手に包まれたものはまた一段と大きくなる。
瑠珂は眠そうにしてたのに驚くほど機敏に、俺のジーパンと下着をずり下ろしてしまう。膝にジーパンが絡まって身動きが取れない。ジタバタする俺の足を、瑠珂はキスを続けながらそっと撫でて落ち着かせる。そしてゆっくり膝を立てさせ、唇が離れると同時に足からジーパンを抜き取られた。この早ワザは何!?
左膝の下に瑠珂の細い左腕が入り込み、左足が自然に持ち上がる。瑠珂は涼しげな顔をしていてほとんど力を加えていない。それなのに、あれよあれよと思う間に体勢を変えられ、瑠珂のペースだ。
足の間を瑠珂に占拠された。行き場の無い俺の左足は膝から下がソファの下に落ちる。右足は瑠珂の腰とソファの背凭れに挟まれて動けない。閉じられなくなった股間の中心では動揺する意思に反して興奮を象徴するものが剥き出しになっていた。
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