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俺がマッハで飛んでいるとすぐにその現場に到着した。予想通り犬耳を生やした女の子がバカでかいドラゴンに襲われていた。
「はっ!!」
バッ!!
俺はすばやく主要触手で女の子を抱き上げ、近くの木の枝に着地する。
「あ、あの・・・」
「ん?大丈夫か?」
女の子が話しかけてきたのでとりあえず返しておく。
「は、はい」
「なら良かった。ちょっと待ってろよ。」
俺は女の子を木の上に残してドラゴンに向かって飛び立つ。
「グガアアアアア!!」
ドラゴンが威嚇のつもりなのか俺に咆哮を放つ。
「さあ、いくぜドラゴン!」
俺は主要触手2本に加え、髪を何本かまとめた髪触手を3本程構えて戦闘体勢に入る。
「グギャアアアア!!」
ドラゴンが俺を踏み潰そうとするが
ビビッ!
俺はその攻撃を音速でかわす。
「グガアアアアア!」
それからドラゴンは俺に噛みついたり、踏み潰そうとするがその全てをマッハで華麗に避ける。そりゃ世界中の軍でも倒せなかった超生物の力だからな。トカゲ1匹にやられるわけがない。
「うりゃうりゃうりゃあ!!」
ズドドドドドドッ!!
俺はじれったくなったので触手でゴリ押しすることにした。イトナのように主要触手と髪触手でズタボロにしていく。
「グェェ・・・!」
そして虫の息になったドラゴンの首を
「よいしょ!」
ズバッ!
主要触手を勢いよく降り下ろして斬り落とした。俺は髪触手を元に戻し、女の子の元に飛ぶ。
「た、助かりました!ありがとうございます!」
「おう、無事みたいで良かったよ。待ってろ、今降ろすから。」
俺は女の子を抱き上げ、木の上から降ろす。
「っ!!」
女の子は地面に降りると足をおさえてうずくまる。
「もしかしてお前、足くじいたか?」
「うぅ・・・はい。」
よほど痛いのかちょっと涙目だ。
「よし、じっとしてろ。」
俺は主要触手でその辺の草から包帯を作る。そして近くの木の枝を添え木にして女の子の左足首に巻いていく。この間1秒。
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