男なら背中で泣きやがれ

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僕がリビングに降りると下にはみんな集まっていた。 「にゃー」 僕に擦り寄ってくる猫型ロボットの頭をなでて僕は椅子に座った。 「おせえーぞ!ウルフ!」 カゲロウが僕の頭の上に乗ってそうしゃべる。 「いやー、ハクロウの毛皮が気持ちよくて…」 「ホントだ!白狼気持ちいいー!」 エリスさんがハクロウをわしゃわしゃスリスリしてる、 「あ、ひゃん!ヤメテ!こそばゆいっ!」 今日も朝から賑やかだった。 「そうだウルフ。このあと、どこか広い場所に行きますよ!」 「なんで?」 「白狼も持ってきてくださいね。」 「?刀だね、わかった。」 わからないいきにうなづいて見たけど何をするんだろう。 「カイト!…いえ、カイトさん。広い場所はありますか?」 ハクロウがカイトさんに向かってそう聞くとカイトさんがうなづいて 「人口芝生高原があるからそこでするといい。」 そんな会話を尻目に僕は朝ごはんを頬張った。 「そうだ、オヤジ。俺にこの街案内してくれ。」 「お、オヤジ!?」 エリスさんが目を点にしてびっくりしていた。 「なんだよ?悪いかよ?恩人に向かって呼び捨てもできねぇし、かと言ってさんをつけんのも俺の柄じゃねぇ。だからオヤジだ。文句あるか?」 アニキのその説明を聞いてカイトさんは大きな口を開けて笑い出す 「オヤジか!悪くねぇ!そんじゃ、案内してやる。」 「私もいく。」 ハロルドさんも一緒に行くそうだ。 「じゃ、私は留守番も兼ねて家で武器の手入れしとくわね。」 全員のこのあとの行動が決定した。
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