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リセット
目を開けると、そこには見知らぬ天井が見えた。
俺は起き上がって部屋を見渡したが、見慣れない部屋に戸惑った。
思い出そうとしても思い出せない。
「…っ。」
無理矢理思い出そうとしたが、頭が痛くなった。
そんな時。
見知らぬ女が部屋に入ってきた。
「目が覚めた?」
「えっと…君は?」
「…そう。やっぱり、覚えてないのね。」
…と、少し寂しげに笑顔で言った。
女は、俺の彼女であって婚約者みたいだ。
自分の彼女なのに、思い出せないのに負が落ちた。
彼女は"仕方ないよ。"と笑顔で言ってくれた。
どうやら、俺は3日前から眠っていたらしい。
原因は、分からない。
ただ、彼女と一緒にいる時に倒れたそうだ。
元々、看護師をやっていた彼女が判断したのは、最近俺は忙しかったからその疲れのせいだって言われて納得した。
でも、俺は自分の名前以外何も覚えてない。
そう…。
俺は、記憶喪失になっていたのだ。
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